江戸時代末期、栄一は現在の埼玉県深谷市の農家に生まれます。家業の畑作、藍玉の製造・販売、養蚕を手伝う一方、幼い頃から父に学問の手解きを受け、従兄の尾高惇忠から本格的に「論語」を学びます。やがて栄一は、公や他者を優先することで、豊かな社会を築くことを理想に掲げます。そして、生涯を通じて約500もの企業の設立に関わり、約600もの教育機関・社会公共事業の支援、民間外交に尽力しました。倒幕の志士、幕臣、官僚、実業家と、立場を変えながら、国のため、人のために走り続けた信念の人、渋沢栄一の面影をここ深谷で探してみてください。
渋沢栄一ゆかりの遺墨や写真など、たくさんの資料が展示されており、講義室では栄一のアンドロイドによる講義を見学することができます。(事前予約制。希望日の2日前までにHP又はお電話にてご予約ください。)
渋沢栄一| 所在地 | 深谷市下手計1204 |
|---|---|
| TEL | 048-587-1100 |
| 休館日 | 無休(年末年始除く・清掃による臨時休館あり) |
| 見学時間 | 9:00~17:00 |
| URL | http://www.city.fukaya.saitama.jp/shibusawa_eiichi/kinenkan.html |
渋沢栄一生誕地に建つ主屋は、栄一の妹夫妻によって明治28年上棟された建物。渋沢家の住宅として使われていましたが、昭和60年より「学校法人青淵塾渋沢国際学園」の学校施設として使用され多くの外国人留学生が学びました。
| 所在地 | 深谷市血洗島247-1 |
|---|---|
| TEL | 048-587-1100(渋沢栄一記念館) |
| 休館日 | 無休(年末年始除く) |
|---|---|
| 見学時間 | 9:00~17:00 |
旧渋沢邸「中の家」の真隣、知る人ぞ知る深谷のご当地グルメ「煮ぼうとう」が自慢のお店。深谷ねぎをはじめ、大根、にんじん、椎茸、油揚げ、鶏肉と、具だくさんで食べ応えがあります。
| 所在地 | 深谷市血洗島247-1 |
|---|---|
| TEL | 048-598-2410 |
| 定休日 | 無休(年末年始除く) |
| 営業時間 | 11:30~14:00 |
渋沢栄一らによって設立された煉瓦製造施設。明治21年に操業を開始。当地で製造された煉瓦は、東京駅丸の内本屋や旧東宮御所(現迎賓館赤坂離宮)などに使用されており、日本の近代化に大きく寄与しました。しかし、時代とともに煉瓦需要が減少したことにより平成18年、約120年の歴史に幕を下ろしました。
| 所在地 | 深谷市上敷免28-10 |
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| 休館日 | 月〜金曜日 (土曜・日曜のみ開館 年末年始除く) |
| 見学時間 | 9:00~16:00 |
国の重要文化財とされる誠之堂は、栄一が頭取をつとめた第一銀行の行員たちから喜寿の祝いに贈られた煉瓦建築です。
| 所在地 | 深谷市起会84-1(大寄公民館敷地内) |
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| 休館日 | 無休(年末年始除く) |
| 見学時間 | 9:00~17:00 |
「中の家」は代々、雄獅子を舞う家系で、栄一も若い頃は諏訪神社の秋の例大祭で舞っていたそうです。
| 所在地 | 深谷市血洗島117 |
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栄一の従兄であり、学問の師でもあった尾高惇忠の生家。
| 所在地 | 深谷市下手計236 |
|---|---|
| TEL | 048-587-1100(渋沢栄一記念館) |
| 休館日 | 無休(年末年始除く) |
| 見学時間 | 9:00~17:00 |
商業上の真意義は、自利利他である。個人の利益はすなわち国家の富にして、私利すなわち公益である。公益となるべきほどの私利でなければ真の私利と言われない。
人は才能や力量ばかりでは、永く人を心服せしむる事はできない。
人に忍びざる心ありて、同情に富む人がよく人に懐かれて、永久に尊敬せられるのである。
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| 所在地 | 深谷市仲町20-2 |
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| TEL | 048-551-8955 |
| 開設期間 | 2021年2月16日〜2022年1月10日 |
| 休館日 | 無休 |
| 見学時間 | 9:00~17:00(最終入館は閉館30分前まで) |
| URL | https://shibusawaeiichi-fukaya.com |